マシュマロ実験
これをやりたい!
これが欲しい!
となると、
居ても立っても居られなくなる。
目の前の利益を優先するか、
長期的な利益を取るか。
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『マシュマロ実験』というのがあって、
小さな子にマシュマロを一つ与え、
『15分食べずにいられたら、もうひとつあげる』
と伝える。
数年後、
すぐに食べてしまった子たちに比べ、
食べずに15分待てた子は、
進学率が高く、健康的で、何かを達成することに優れていた。
すぐに食べてしまった子は、
未来の感覚を持てず、今、目の前の現実が全てで、『食べたい』という衝動を満たすことだけにフォーカスしており、
マシュマロが2倍になるという考えは、抽象的でぼんやりしたものに過ぎなかった。
30年、40年と経過しても、
幼少期の傾向は変わらず、
すぐに食べた子たちは衝動的で本能的で、様々な欲望に弱い傾向があり、
15分待てた子たちは、
長期的な利益や価値観に視点をおいた行動ができたそうだ。
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私は間違いなく、
すぐに食べてしまうタイプであり、
マシュマロでなくとも、
ネットで見たクツとか、
本とか、服とか、
すぐにクリックしてしまう。
欲しいものを手に入れた時の気持ちの高揚感とか、
それを身につけた自分とかを想像すると、
それだけで気持ちが高ぶって、
モノそのもの、というよりは、
それを手にしたときの『気持ち』を買っている。
こういう感情の動きは、
買い物依存症をはじめ、
様々な依存症に共通するもののようだ。
何かを得る(摂取する・行為する)事による、
気分の変化への依存。
高揚感、多幸感、
浮遊感、酩酊する感じ。
身体的な依存に加えて、
こういう感情の依存?も大きいと思う。
マシュマロ実験のことを考えていたら、
昨日のひな祭りのプレゼントに、
マシュマロ頂きました。
このマシュマロは、
大切に頂きます。